日本舞踊
晴れたー!晴れましたねっ!気持ちがいい日ですね。これから都内にプライベートパーソナルレッスンです。爽やかにやろうと思います。
さてさて私はというと、半年ほど前より毎月3回、日本舞踊のお稽古をしております。
夫が日本舞踊家泉流家元でして、そのご縁で始めました。所属しているダンスカンパニーBATIKのメンバー、大江麻美子さんと2人でお稽古しています。
最初は浴衣すら着れませんでした。(おい、嫁)
ご挨拶の仕方、襖の開け方、お稽古場内の歩き方、舞台への上がり方、お扇子の開き方持ち方、何一つ分からないところから始まりました。
前回で10回目を終え、なんとか振付が身体に入りました。
「潮来出島」という作品をお稽古しています。
以前「藤娘」をかじったことがあり、途中から潮来出島の振付が入るらしいのですが、そこまではたどり着きませんでした。とほほほ。
普段やっているコンテンポラリーと言われるダンスでは、鬼のような振り数の作品も踊ってきましたし、振り覚えは早い方だと思ってました。
でも日本舞踊は全くだめでした。ダメ之助です。
振りが入る入らない以前に、基本の形がわからず、もだえる感じ。ぬおー。歯がゆい、なんっとも歯がゆい。頭ではわかるのに動けない。
「あぁ、私は普段振付を覚える際に身体の形を目で写真のようにおさめて、それをバババババババと並べて記憶しているんだなー」と分かりました。
日本舞踊の基礎がないのももちろんありますが、きっともう少し大らかに全体を捉えるようにして身体を動かしていけないとなー。
と、10回目を終え思うのであります。
私のレッスンに初めて来る人たちの顔が浮かびました。
もちろん、はじめての人には難しいことは要求しません。しかし、単純なバーレッスンの順番を頭では理解していても身体でできるは別のこと。
脳と身体を繋ぐ作業
視覚と身体を繋ぐ作業
想いと身体を繋ぐ作業
五感と身体を繋ぐ作業
場所と身体を繋ぐ作業
身体に起こすまでのその時間。
その時間が、めーーーーちゃくちゃ難しいのです。
でも、できた!と花開く瞬間がなんとも言えない達成感です。
大切なのは「自分なりの」です。
どんな小さいことでも、自分で疑問を持って、自分で解決策を考えて、自分で花開かせる。
やったー!
みたいな瞬間が大事ですよね。
他所は他所、うちはうち。
頑張りますぞー日本舞踊。
よかったら覗いてみてください。
北鎌倉の山の上、檜舞台の素敵なお稽古場があります。
日本舞踊 泉流